夏(なつ)のオノマトペ ~擬音語(ぎおんご)・擬態語(ぎたいご)~

オノマトペ: Onomatopoeias

皆(みな)さん、こんにちは! ミカです(^▽^)

まだ5月(ごがつ)ですが、日本は既(すで)に夏のような暑(あつ)さになっています。

そこで、今回(こんかい)は「夏のオノマトペ」を皆さんにご紹介(しょうかい)したいと思(おも)います!

※オノマトペについては、「冬(ふゆ)のオノマトペ」のページをご覧(らん)ください。

夏の食(た)べ物(もの)のオノマトペ

かき氷(ごおり)

「かき氷」とは、氷(こおり)を削(けず)ったものにシロップをかけて食べる夏のスイーツのことです。

日本では、このような家庭用(かていよう)のかき氷機(き)が売(う)られています。

例(たと)えば、これでかき氷を作(つく)る時(とき)は、

「かき氷機で氷をゴリゴリと削る。」もしくは「かき氷機で氷をガリガリと削る。」と言(い)うことができます。

また、かき氷を食べる時は「かき氷をシャクシャクと食べる。」もしくは「かき氷をシャリシャリと食べる。」になりますし、

かき氷を食べて頭(あたま)が痛(いた)くなった時は、「頭がキーンとする。」と言います。

ちなみに、この緑色(みどりいろ)の生物(せいぶつ)は「河童(かっぱ)」という日本の妖怪(ようかい)です。

アイスクリーム

さて、次(つぎ)は皆さんも大好(だいす)きなアイスクリームです!

でも、アイスクリームは、すぐに食べないと溶(と)けてしまいますよね…。

このイラストのように、アイスが溶け始(はじ)めてしまった時は「アイスがドロドロと溶け始めている。」と言います。

また、アイスを食べる時は、

「アイスをペロペロと舐(な)める。」もしくは

「アイスをペロンと舐める。」と言います。

また、このような形状(けいじょう)のものは、アイスやアイスクリームではなく「ソフトクリーム」と言います。

そうめん

「そうめん」とは、「うどん」よりも細(ほそ)い麺(めん)のことです。主(おも)に夏に食べます。

そうめんなどの麺類(めんるい)を食べる時は、「ちゅるちゅると食べる。」もしくは「ズルズルと食べる。」と言います。「ちゅるちゅる」は小(ちい)さい音(おと)、「ズルズル」は大(おお)きい音の場合(ばあい)に使(つか)います。

また、こちらは「冷(ひ)やし中華(ちゅうか)」という麺料理(めんりょうり)です。こちらも、夏限定(げんてい)のものになります。

「中華」と言っているものの、食べることができるのは日本だけです(^▽^)

生活(せいかつ)のオノマトペ

太陽(たいよう)

夏は、日差(ひざ)しの強(つよ)い季節(きせつ)ですよね。

太陽が力強(ちからづよ)く照(て)っている様子(ようす)は、「太陽がギラギラとしている。」と言います。

汗(あせ)

また、日差しが強いと、汗もたくさん掻(か)きますね。

汗を少(すこ)し搔いている場合は「汗がたらたらと垂(た)れている。」、たくさん掻いている場合は「汗をダラダラと搔いている。」と言います。

飲(の)み物

暑(あつ)い日(ひ)には、水分(すいぶん)補給(ほきゅう)が欠(か)かせません。

飲み物をゆっくり飲む時は、「水(みず)をごくごくと飲む。」と言いましょう。

薬(くすり)などを飲み込(こ)む時は、「薬をごくりと飲む。」と言います。

一気(いっき)にたくさん飲む時は、「水をガブガブと飲む。」と言いましょう。

うちわ、扇子(せんす)

こちらが「うちわ」、

こちらが「扇子」です。どちらも扇(あお)ぐためにあるものですが、扇子は折(お)りたたんで持(も)ち歩(ある)くことができます。

うちわや扇子を使う時は、「うちわでパタパタと扇ぐ」もしくは「扇子でパタパタと扇ぐ」と言いましょう。

日焼(ひや)け止(ど)め

そして、特(とく)に女性(じょせい)の方(かた)の多(おお)くは、日焼け止めを塗(ぬ)るのではないでしょうか。

日焼け止めなどを肌(はだ)に塗る時は、「日焼け止めをペタペタと塗る」と言います。

蝉(せみ)

夏は、蝉が鳴(な)く季節です。そして、蝉の種類(しゅるい)によって鳴き方(かた)が異(こと)なります。

「ミンミンゼミ」は「ミーンミンミンミンミンミーン」、

「アブラゼミ」は「ジーワジワジワジワジワジワジワ」、

「ヒグラシ」は「カナカナカナカナカナカナ」……といった具合(ぐあい)ですね。

詳(くわ)しくは、こちらの動画(どうが)をご覧ください。

風鈴(ふうりん)

風鈴とは、もともと魔除(まよ)けのためにお寺(てら)に設置(せっち)されていたものでしたが、現在(げんざい)では各家庭(かくかてい)の窓辺(まどべ)に吊(つ)るされています。

とてもリラックスできる素敵(すてき)な音色(ねいろ)なのですが、不思議(ふしぎ)なことに、日本人だけは「ちりんちりん」という風鈴の音を聞(き)くだけで涼(すず)しさを感(かん)じ、体温(たいおん)が少し下(さ)がるそうですよ!

あなたも、実際(じっさい)に聞いて試(ため)してみてください♪

花火(はなび)

打(う)ち上(あ)げ花火

日本には、大(おお)きく分(わ)けて2種類(にしゅるい)の花火があります。

1つ目(ひとつめ)は、世界(せかい)共通(きょうつう)のこちら、「打ち上げ花火」です。

花火大会(たいかい)は、日本では夏に行(おこな)うのが一般的(いっぱんてき)です。なぜかというと、江戸時代(えどじだい)に夏の流行(はや)り病(やまい)で亡(な)くなってしまった人の魂(たましい)を供養(くよう)したのが始(はじ)まりだからです。

花火のオノマトペとしては、「ドーンと花火が打ちあがった。」、「パラパラと花火が散った。」などがあります。

線香(せんこう)花火

2つ目(ふたつめ)は「線香花火」という、手(て)で持(も)って楽(たの)しむ花火です。

「線香花火がパチパチと音(おと)を立(た)てている。」などど言いますが、あなたはどのように聞(き)こえますか?

終(お)わりに

いかがでしたか?

日本の夏は気温(きおん)だけではなく湿度(しつど)も高(たか)いので外(そと)で過(す)ごすのは辛(つら)いかもしれませんが、夏祭(まつ)りや花火大会など、楽(たの)しいイベントもたくさんありますので、ぜひ一度(いちど)訪(おとず)れてほしいと思います!

しかし、夏に来日(らいにち)される際(さい)は、熱中症(ねっちゅうしょう)にならないように気をつけてくださいね!

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