「食事(しょくじ)」のオノマトペ

オノマトペ: Onomatopoeias

English article is here; https://japaneselanguagesalonbymikapanda.com/japanese-onomatopoeias-for-eating-and-drinking-2847

こんにちは、ミカです! お久(ひさ)しぶりです(*^▽^*)

今回(こんかい)は、「食事(しょくじ)に関(かん)するオノマトペ」をご紹介(しょうかい)したいと思(おも)います♪

食事のオノマトペ

「ずるずる」「ずぞぞ」

ラーメンなどの麺類(めんるい)、特(とく)に蕎麦(そば)は「音(おと)を立(た)てて啜(すす)る」文化(ぶんか)があります。

昨今(さっこん)、「麺類を啜る音がうるさい」という外国(がいこく)の方(かた)の意見(いけん)を耳(みみ)にすることが多(おお)いですが、「より美味(おい)しく感(かん)じるための文化」なので、どうぞご容赦(ようしゃ)ください。

例(れい):「ずるずると蕎麦を啜る。」「ラーメンをずぞぞと食(た)べる。」

「つるつる」「ちゅるちゅる」

「ずるずる」「ずぞぞ」は勢(いきお)いがあるのに対(たい)して、ゆっくり麺を啜っている時は「つるつる」または「ちゅるちゅる」と表(あらわ)します。

ちなみに、「ちゅるちゅる」は幼児語(ようじご)としても使われています。意味(いみ)は「麵類(めんるい)全般(ぜんぱん)」です。

例:「そうめんをつるつる(ちゅるちゅる)と食べる。」

「もぐもぐ」

「もぐもぐ」とは、食(た)べ物(もの)をゆっくり噛(か)んでいる様子(ようす)を表(あらわ)しています。

例:「お米(こめ)をもぐもぐと食べる。」

「がつがつ」「ばくばく」

「がつがつ」「ばくばく」は、勢(いきお)いよく何(なに)かを食べている時のオノマトペです。

例:「お昼(ひる)ごはんをがつがつと(ばくばくと)食べる。」

「あーん」

「あーん」とは、食べ物を口(くち)に入(い)れるために口を大(おお)きく開(あ)ける時のオノマトペです。歯医者(はいしゃさん)さんでの治療中(ちりょうちゅう)でもよく使われます。

例:「口をあーんと開ける。」

「ぱくっ」「ぱくん」

「ぱくっ」「ぱくん」とは、写真(しゃしん)の通(とお)り、口に食べ物を入れてから口を閉(と)じた時のオノマトペです。スプーンなどを咥(くわ)えている時にも使えます。

例:「ぱくっと口を閉じる。」「スプーンをぱくっと咥える。」

「ごっくん」「ごくん」「ごっくり」「ごくり」

 

「ごっくん」「ごくん」「ごっくり」「ごくり」とは、食べ物や飲(の)み物(もの)、薬(くすり)を飲み込(こ)んだ時のオノマトペです。

例:「薬をごっくん(ごくん、ごくり)と飲み込んだ。」

「ごくごく」

「ごくごく」とは、飲み物を飲み続(つづ)けている時のオノマトペです。

「ごくん」「ごっくん」「ごくり」「ごっくり」は一時的(いちじてき)に何かを飲み込んだ時のオノマトペなので、間違(まちが)えないようにしましょう。

例:「暑(あつ)いのでごくごくと水(みず)をたくさん飲む。」

「ぐびぐび」

また、勢(いきお)いよく飲み物やお酒(さけ)を飲み続ける時は、「ぐびぐび」というオノマトペを使います。

例:「ビールをぐびぐびと飲む。」

「しゃくしゃく」「しゃりしゃり」

例(たと)えばリンゴのように、水分(すいぶん)が多(おお)く固(かた)い食べ物を食べる時は「しゃくしゃく」「しゃりしゃり」というオノマトペを使います。

例:「リンゴをしゃくしゃく(しゃりしゃり)と食べる。」

ちなみに、新鮮(しんせん)で歯応(はごた)えのあるサラダのことは「シャキシャキサラダ」と言(い)います。

「ばりばり」「がりがり」

例えばお煎餅(せんべい)やクッキーなど、固いものを噛(か)んで食べる時は「ばりばり」「がりがり」というオノマトペを使います。

例:「お煎餅をばりばりと食べる。」

「ガリッ」「バリッ」

お煎餅、クッキーに加(くわ)えて、アイスキャンディーなどといった固いものを食べ始めた、つまり歯(は)で砕(くだ)き始めた時のオノマトペは「ガリッ」「バリッ」と言います。

例:「ガリッとアイスキャンディーを咥える。」

「ぽりぽり」

例えばナッツ類(るい)など、小(ちい)さくて固いものを食べる時は「ぽりぽり」というオノマトペを使います。

例:「ぽりぽりとミックスナッツを食べる。」

また、「ぽりぽり」は体(からだ)のどこかを掻(か)く時にも使います。

例:頭(あたま)をぽりぽりと掻く。

「くちゃくちゃ」

あなたは、何かを噛んでいる時に口をきちんと閉じていますか?

食べ物を噛んでいる時に口を開けると、「くちゃくちゃ」という不快(ふかい)な音がするので注意(ちゅうい)しましょう。

また、ガムを噛んでいる時も「くちゃくちゃ」というオノマトペが使われます。

例:「ガムをくちゃくちゃと噛む。」

ところで、日本には「ガムを噛みながら人と話(はな)すのは失礼(しつれい)」という考(かんが)え方(かた)がありますので、気(き)をつけてくださいね。

「ぺろぺろ」

 

 

主(おも)に飴(あめ)を舐(な)める時に使うオノマトペです。動物(どうぶつ)が舌(した)で毛(け)づくろいをする時にも使います。

例:「ぺろぺろと飴を舐める。」

例:猫(ねこ)がぺろぺろと毛づくろいをしている。

「ふーふー」「はふはふ」

 

例えば何か熱(あつ)いものを食べる時、あなたは息(いき)を吹(ふ)きかけて少(すこ)し冷(さ)ましてから食べませんか?

まさに、息を吹きかける動作(どうさ)をオノマトペでは「ふーふー」と表します。また、熱いものを口に入れて食べている時は「はふはふ」というオノマトペを使います。

例:「ふーふーと息を吹きかけてからラーメンを食べる。」「はふはふとお鍋(なべ)を食べる。」

終(お)わりに

いかがでしたか?

「食べる」「飲む」という単純(たんじゅん)な動作(どうさ)だけでも、かなりの種類(しゅるい)のオノマトペがあったと思います。

ぜひ、今回ご紹介(しょうかい)したオノマトペを覚(おぼ)えて、「あーんとお寿司(すし)を食べる」「ずるずると蕎麦を食べる」などといった表現(ひょうげん)ができるようになってください♪

また、オノマトペはひらがなで使われる時とカタカナで使われる時がありますが、音が大(おお)きい時はカタカナ、小さい時はひらがなを使うことが多いです。

以上(いじょう)、「食のオノマトペ」でした!

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