「梅雨(つゆ)」って何(なん)だろう? ~6月(ろくがつ)は雨(あめ)の季節(きせつ)~

日本人の生活(せいかつ):Life of Japanese

English article is here; https://japaneselanguagesalonbymikapanda.com/june-is-the-month-of-a-rainy-season-in-japan-we-call-it-tsuyu-1949

はじめに

こんにちは、ミカです!

日本には「春(はる)」「夏(なつ)」「秋(あき)」「冬(ふゆ)」の四(よっ)つの季節がありますが、春と夏の間(あいだ)、6月(ろくがつ)頃(ごろ)に「梅雨(つゆ)」と呼(よ)ばれる季節があることはご存(ぞん)じでしたか?

今日から6月になったので、今回(こんかい)は日本の「梅雨」についてお伝(つた)えしようと思(おも)います!

「梅雨」とは?

「梅雨」とは「雨の季節」、つまりReiny Seasonのことです。

早(はや)ければ5月(ごがつ)下旬(げじゅん)から始(はじ)まり、遅(おそ)ければ7月(しちがつ)下旬に終わります。梅雨が始まることを「梅雨入(い)り」、終わることを「梅雨明(あ)け」と言(い)います。

梅雨入りと梅雨明けは毎年(まいとし)違(ちが)い、それは気象庁(きしょうちょう)の発表(はっぴょう)によって決(き)められます。

梅雨の間はほぼ毎日(まいにち)雨が降(ふ)り、湿度(しつど)が高(たか)く不快(ふかい)な暑(あつ)さを感(かん)じる人が多(おお)くなります。中(なか)には、低気圧(ていきあつ)のせいで頭(あたま)が痛(いた)くなってしまう人もいます。

ところで、なぜ「梅(うめ)」の「雨(あめ)」と書(か)いて「梅雨(つゆ)」なのでしょうか?

それは、ちょうど6月頃に梅の実ができるからです。

また、「梅雨(ばいう)」と読(よ)むこともあるので、天気(てんき)予報(よほう)を見(み)ていると「梅雨前線(ぜんせん)」という言葉(ことば)を耳(みみ)にすることもあります。

「てるてる坊主(ぼうず)」って何(なに)?

この季節になると、家庭(かてい)や幼稚園(ようちえん)、保育園(ほいくえん)、小学校(しょうがっこう)などでよく作(つく)られるのが「てるてる坊主」という人形(にんぎょう)です。

なぜてるてる坊主を作(つく)るのかというと、翌日(よくじつ)に晴(は)れてほしいからです。

発祥(はっしょう)には諸説(しょせつ)ありますが、少(すこ)し怖(こわ)いお話(はなし)になってしまいます。

1(ひと)つ目(め)は、大昔(おおむかし)の中国(ちゅうごく)で、長(なが)い雨(あめ)を止(と)めるために龍(りゅう)の嫁(よめ)となって消(き)えたチンニャンという娘(むすめ)を悼(いた)んで彼女(かのじょ)の人形を飾るようになり、それが日本に渡(わた)って「てるてる坊主」になったという説(せつ)。

2(ふた)つ目は、昔(むかし)の日本で、どんなに祈祷(きとう)しても晴れなかったお坊(ぼう)さんの首(くび)が撥(は)ねられたから、という説です。

発祥はともかく、現在(げんざい)では可愛(かわい)らしい祈祷人形となっていますので、あまり怖(こわ)がらないであげてくださいね!

また、作(つく)り方(かた)も簡単(かんたん)ですので、ぜひやってみてください!

紫陽花(あじさい)

日本では、5月下旬頃から「紫陽花」という色(いろ)とりどりの美(うつく)しい花(はな)が咲(さ)き始(はじ)めます。

紫陽花の花の色は、生(は)えている場所(ばしょ)の土(つち)の性質(せいしつ)で変(か)わります。もしその土がアルカリ性(せい)なら、青(あお)い紫陽花が咲きます。

反対(はんたい)に、酸性(さんせい)の場合(ばあい)は赤(あか)や赤紫(あかむらさき)色になります。

雨(あめ)の日(ひ)は神社(じんじゃ)へ行(い)こう!

せっかく日本に来(き)たのに、梅雨(つゆ)だから毎日(まいにち)雨(あめ)……そんなのつまんない!!

と思(おも)う方(かた)も多(おお)いかもしれませんが、ちょっと待(ま)って!

実は、雨の日に神社へ参拝(さんぱい)をすると神様(かみさま)からたくさんのご利益(ごりやく)がもらえるんですよ!!

つまり、晴れの日に行(い)くよりも願(ねが)いが叶(かな)いやすくなるということです!

なぜかというと、雨は禊(みそぎ)、つまり心身(しんしん)の穢(けが)れを落(お)としてくれるものだからです。

また、雨は神様からの歓迎(かんげい)サインでもありますから、願い事(ごと)も喜(よろこ)んで聞(き)いてもらえますよ!

終(お)わりに

いかがでしたか?

梅雨は湿度(しつど)が高(たか)くて暑(あつ)いからイライラする、毎日(まいにち)雨(あめ)が降(ふ)るなんてウンザリだ、という方(かた)も当然(とうぜん)たくさんいらっしゃることでしょう。

しかし、色とりどりの紫陽花が最(もっと)も美(うつく)しく見(み)られるのは、やはりこの季節だけ。どうせなら、その季節の良(よ)いところを楽(たの)しもうとするのが日本人としての心意気(こころいき)なのではないでしょうか。

けれど、湿気(しっけ)や低気圧(ていきあつ)が苦手(にがて)な方は、6月に日本に来(こ)ない方(ほう)が良(よ)いでしょう。

また、既(すで)に日本に移住(いじゅう)されている方はカビに十分(じゅうぶん)気(き)をつけてくださいね!

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