※この記事(きじ)は宗教(しゅうきょう)に関(かん)する話題(わだい)に少(すこ)しだけ触(ふ)れていますが、特定(とくてい)の宗教を推奨(すいしょう)したり、批判(ひはん)したりする目的(もくてき)は一切(いっさい)ありません。
Attention; On this article, I write the topic about some religions a bit. However, I will never recommend or criticize some specific religions.
日本語(にほんご)
クリスチャンじゃないのに、どうしてクリスマスを祝(いわ)うの?
皆(みな)さんはびっくりするかもしれませんが、日本人の約(やく)60%(ろくじゅっパーセント)は無宗教(むしゅうきょう)です。そして、約30%(さんじゅっパーセント)が仏教徒(ぶっきょうと)です。
【東大寺(とうだいじ)の大仏(だいぶつ);奈良県(ならけん)】
ところで、キリスト教徒(きょうと)はどのぐらいいるのでしょうか? 答えは、たったの1%(いちパーセント)未満(みまん)です!
では、どうして日本人のほとんどはキリスト教徒ではないのにクリスマスを祝(いわ)うのでしょうか?
理由(りゆう)は、主(おも)に2つ(ふたつ)あると私は思(おも)います。
1つ目(め)は、日本人はお祭(まつ)りが大好(だいす)きだから(^▽^)
2つ目は、日本人は世界中(せかいじゅう)にたくさんの神様(かみさま)がいると思っているからです。
「神道」という概念(がいねん)
日本では、唯一(ゆいいつ)絶対(ぜったい)の神様(かみさま)を信(しん)じる「一神教(いっしんきょう)」は生(う)まれませんでした。
その代(か)わり、古代(こだい)エジプトやギリシャのように、多(おお)くの神様を信じる「多神教(たしんきょう)」が紀元前(きげんぜん)から日本人の心(こころ)の中(なか)に存在(そんざい)していました。
その多神教のことを、「神道(しんとう)」と言(い)います。
しかし、他(ほか)の宗教(しゅうきょう)のように、「教(きょう)」という字(じ)はありません。開祖(かいそ)はおらず、教典(きょうてん)もありません。
ですから私は、宗教ではなく、「概念(がいねん)」ではないかと考(かんが)えています。
【出雲大社(いずもたいしゃ);島根県(しまねけん)】
自然界(しぜんかい)の全てのものに神(かみ)が宿(やど)っている。だから、私たちはそれらに感謝(かんしゃ)して、敬(うやま)わなければならない――それが、「神道」の基本的(きほんてき)信念(しんねん)です。
そして、自然界に存在する数(かぞ)え切(き)れないほどたくさんの神様のことを、私たちは「八百万(やおよろず)の神々(かみがみ)」と呼(よ)んでいます。
スタジオジブリの有名(ゆうめい)なアニメ映画(えいが)「千(せん)と千尋(ちひろ)の神隠(かみかく)し」にも、「八百万の神々」がたくさん湯屋(ゆや)へ来(き)ていますね。
また、同(おな)じくスタジオジブリの「となりのトトロ」では、写真(しゃしん)のような木(き)が描(えが)かれていました。木を巻(ま)いている縄(なわ)は、「この木には神様がいる」という証(あかし)です。
つまり、この木に住(す)んでいるトトロも、神様だったのです!
「神道」については、また次回(じかい)詳(くわ)しく紹介(しょうかい)しますね。
English
Why do Japanese people observe Christmas even though most of them aren’t Christians?
It may makes you surprised; about 60 percent of Japanese are members of no religion.
Then, about 30 percent of them are Buddhist.
【The great statue of Buddha in Todai-ji temple; Nara prefecture】
By the way, how many Christians are there? The answer is…less than 1 percent only!
So, why do Japanese people observe Christmas even though most of them aren’t Christians?
I think there are mainly two reasons.
First, Japanese love festivals(^▽^)
Second, Japanese think there is a lot of “Holy spirits” around the world.
“Shinto” as the concept
Monotheism, the religion to believe the absolute has never been born in Japan.
Instead of that, Polytheism, the religion to believe so many “Holy spirits” like the ancient Egypt and Greece has been existed in the mind of Japanese people Before Christ.
Actually we call it “Shinto”.
However, there isn’t the character “教” which means “Religion”, the founder, and the scripture like other religions.
That’s why I think “Shinto” is not the religion but the “Concept”.
【Izumo-shrine; Shimane prefecture】
There are “Holy spirits” on everything in the nature, So we have to appreciate and respect them—It’s the basic belief of “Shinto”.
And then, we call the countless “Holy spirits” which exist in the nature as “Yaoyorozu-no-Kamigami” in Japanese.
In the famous animation film “Spirited Away” presented by Studio Ghibli, so many kinds of “Yaoyorozu-no-Kamigami” come to Yuya, where the heroine is working.
Also, in the animation film “My Neighbor TOTORO” by Studio Ghibli too, the tree like that picture has been drown. The rope which is enveloping the tree is the evidence there is one of the “Yaoyorozu-no-Kamigami”.
Therefore, TOTORO is also a member of “Yaoyorozu-no-Kamigami”!
I’ll introduce you about “Shinto” in detail next time.
コメント