日本で新生活(しんせいかつ)を始(はじ)めよう!! ~日本の部屋(へや)探(さが)しについて~

日本人の生活(せいかつ):Life of Japanese

English article is here; https://japaneselanguagesalonbymikapanda.com/find-your-room-in-japan-in-english-689

はじめに:日本での新生活は4月(しがつ)から

こんにちは、ミカです!

3月(さんがつ)も終(お)わりに差(さ)し掛(か)かり、遂(つい)に桜(さくら)の花(はな)が咲(さ)き始(はじ)めました♪

ところで、卒業式(そつぎょうしき)の記事(きじ)でもお話(はな)ししましたが、日本では4月(しがつ)が年度(ねんど)始(はじ)めなので、3月は進学(しんがく)や就職(しゅうしょく)を控(ひか)えた人たちの新生活の準備(じゅんび)期間(きかん)になります。

つまり、新居(しんきょ)を探(さが)したり、引(ひ)っ越(こ)しをしたりする季節(きせつ)なのです!

ですから、大学(だいがく)を卒業する学生(がくせい)たちや、転勤(てんきん)をする人たちが賃貸(ちんたい)の部屋を空(あ)けてくれる時期(じき)なので、皆(みな)さんにとっては1月(いちがつ)頃(ごろ)からが日本での部屋探しのベストタイミング!!

4月から始まる新生活に合(あ)わせて、年末(ねんまつ)からネットで検討(けんとう)し始(はじ)め、年(とし)明(あ)けから日本の不動産(ふどうさん)会社(がいしゃ)を訪(たず)ねてみると良(よ)いでしょう。

本来(ほんらい)なら1月にこの記事を書(か)くべきでしたが、もちろんどの時期でも部屋探しはできますから、日本への移住(いじゅう)を考(かんが)えている方(かた)はぜひこの記事を読(よ)んでみてください!

災害(さいがい)に強(つよ)い家(いえ)に住(す)もう

日本での新(あたら)しい生活(せいかつ)のことを考えると、期待(きたい)で胸(むね)がいっぱいになりますよね。

でも、ちょっと待(ま)って! 日本は世界(せかい)有数(ゆうすう)の災害大国(たいこく)で、つい先日(せんじつ)も東北(とうほく)地方(ちほう)で大(おお)きな地震(じしん)があったばかりです。

自然(しぜん)災害による被害(ひがい)を最小限(さいしょうげん)に抑(おさ)える為(ため)に、まずはこちらの記事を参照(さんしょう)してください。

外国人(がいこくじん)でも部屋は借(か)りられる?

もちろん、外国籍(がいこくせき)の方(かた)でも日本で賃貸(ちんたい)のアパートやマンションの部屋を借りることはできます。

しかし、日本ならではの賃貸のルールがいくつかありますから、注意(ちゅうい)が必要(ひつよう)です!

「保証人(ほしょうにん)」が必要(ひつよう)

まず、賃貸の契約(けいやく)をする為には、「保証人」が必要です。

保証人とは、借主(かりぬし)が家賃(やちん)を滞納(たいのう)した時(とき)、代(か)わりに家賃を貸主(かしぬし)に支払(しはら)う人のことです。

あなたが勤(つと)め人(にん)なら会社(かいしゃ)の上司(じょうし)や人事部(じんじぶ)の人、留学生(りゅうがくせい)なら日本語学校(がっこう)の先生(せんせい)や事務員(じむいん)さんにお願(ねが)いしてみましょう。

断(ことわ)られてしまっても、大丈夫(だいじょうぶ)です。事業(じぎょう)として家賃の保証(ほしょう)を行(おこな)っている会社もありますから、そちらに問(と)い合(あ)わせてみてください。

保証人不要(ふよう)の部屋を見(み)つけよう

しかし、中(なか)には保証人不要の部屋もありますから、初(はじ)めからそのような物件(ぶっけん)を探(さが)してみても良(よ)いでしょう。

外国人(がいこくじん)向(む)けの不動産(ふどうさん)会社(がいしゃ)のサイトなら、保証人不要(ふよう)の物件(ぶっけん)を数(かず)多(おお)く扱(あつか)っています。

例えば、wagaya Japanという不動産会社のサイトは、保証人不要の物件や「礼金(れいきん)」なしの物件などを扱(あつか)っていて、英語(えいご)・中国語(ちゅうごくご)・ベトナム語(ご)で対応(たいおう)してくれます。オンラインでの内覧(ないらん)もできますので、とても頼(たよ)りになると思(おも)います!

費用(ひよう)はどのぐらい?

ところで、日本で賃貸の部屋を借りるのに、どのぐらいのお金(かね)がかかるのでしょうか?

もちろん、家賃(やちん)などの条件(じょうけん)によって変(か)わりますが、私の場合(ばあい)は家電(かでん)や家具(かぐ)の費用も合(あ)わせて全部(ぜんぶ)で30万(さんじゅうまん)円(えん)ほどかかりました!!

結構(けっこう)な額(がく)なので、予(あらかじ)め貯金(ちょきん)しておくのが良いでしょう。

家賃(やちん)が安(やす)いのはどんな部屋?

さて、あなたは、どんな部屋に住みたいですか?

家賃の安い部屋が良い場合は、住みたい地域(ちいき)の相場(そうば)を調(しら)べておきましょう。

例えば、都心部(としんぶ)や駅(えき)から近(ちか)いエリアはとても高(たか)いですが、都心部から少(すこ)し離(はな)れた郊外(こうがい)や大学の近辺(きんぺん)、駅(えき)から遠(とお)いエリア、小高(こだか)い丘(おか)の上(うえ)などは家賃が安めになっています。

また、建物(たてもの)自体(じたい)が古(ふる)かったり、浴槽(よくそう)がなかったり、浴室(よくしつ)とお手洗(てあら)いが一緒(いっしょ)のユニットバスだったりするのも、家賃が安くなる条件になります。

「敷金(しききん)」・「礼金(れいきん)」って?

また、家賃以外(いがい)にも、貸主に支払うお金がある場合があります。特(とく)に気(き)をつけて欲(ほ)しいのは、「敷金」・「礼金」の有無(うむ)です。

その情報(じょうほう)は、不動産屋さんで見ることができる「物件情報(じょうほう)」に書かれてあります。

「敷金」とは、契約時(じ)に貸主が借主から預(あず)かるお金のことです。家賃の不払(ふばら)い・未払(みばら)いの時(とき)の補填(ほてん)の為、そして退去(たいきょ)時(じ)の部屋の修繕(しゅうぜん)の為に使(つか)われます。

例えば、敷金が5万円で、修繕費(ひ)が4万円だった場合、残(のこ)りの1万円は借主に返(かえ)されます。しかし、5万円以上(いじょう)かかってしまうと差額(さがく)が請求(せいきゅう)されてしまうので、できるだけ部屋を汚(よご)したり傷(きず)つけたりしないようにしましょう。

次(つぎ)に「礼金」ですが、これは文字(もじ)通(どお)り「貸主へのお礼(れい)」として支払うお金のことです。欧米(おうべい)における「チップ」のようなものですね。

1923年(せんきゅうひゃくにじゅうさんねん)9月(くがつ)1日(ついたち)に発生(はっせい)した関東(かんとう)大震災(だいしんさい)によって住居(じゅうきょ)が不足(ふそく)していた頃(ころ)、貸主に感謝(かんしゃ)の気持(きも)ちを込(こ)めて支払われたのが礼金の始まりとされています。

最初(さいしょ)は借主が自主的(じしゅてき)に払(はら)っていたのですが、その習慣(しゅうかん)はやがて制度(せいど)になり、今日(こんにち)「礼金」として貸主が要求(ようきゅう)できるようになってしまったのですね。

礼金を支払いたくない場合は、礼金不要な物件を選(えら)びましょう。

「初期(しょき)費用」で30万(さんじゅうまん)円(えん)!?

「初期費用」とは、この場合、入居(にゅうきょ)する為に不動産会社に支払う全ての費用のことです。

1か月(いっかげつ)分(ぶん)もしくは日割(ひわ)りの家賃、仲介(ちゅうかい)手数料(てすうりょう)、敷金、礼金、共益費(きょうえきひ)、火災(かさい)保険(ほけん)料(りょう)、鍵(かぎ)交換(こうかん)費用(ひよう)、保証会社の利用料(りようりょう)……などの、全てが「初期費用」に当(あ)たります。

家賃にもよりますが、一人(ひとり)暮(ぐ)らし用(よう)の賃貸住宅(じゅうたく)ですと、やはり30万円前後(ぜんご)にはなってしまうのではないでしょうか。

また、数年後(すうねんご)に契約を更新(こうしん)して引(ひ)き続(つづ)きその部屋に住む場合は、更新料として1か月分の家賃と同(おな)じ額(がく)を、家賃とは別(べつ)に支払わなければなりません!

出費(しゅっぴ)を抑(おさ)えたいなら「シェアハウス」

「高すぎる! 賃貸はやめておこう!」と思(おも)った方は、外国人向(む)けのシェアハウスを検討(けんとう)すると良いかもしれませんね。

キッチンやシャワールームなどは共用(きょうよう)になりますが、家具や家電を自分(じぶん)で買(か)い揃(そろ)える必要はありません。また、同じ国(くに)の友達(ともだち)や、日本人の友達が欲(ほ)しいなら理想的(りそうてき)な環境(かんきょう)だと思(おも)います。

例えばBORDERLESS HOUSEという会社が、東京(とうきょう)や関西(かんさい)にて外国人向けシェアハウスの経営(けいえい)を行(おこな)っています。

「事故(じこ)物件(ぶっけん)」には気(き)をつけて!!

最後(さいご)に、質問(しつもん)です。あなたは「幽霊(ゆうれい)」を信(しん)じますか? 幽霊が怖(こわ)いですか?

もし、幽霊や心霊(しんれい)現象(げんしょう)といったものが苦手(にがて)なら、うっかり「事故物件」に住んでしまうことがないように気をつけてください!

「事故物件」とは、過去(かこ)に殺人(さつじん)や自殺(じさつ)、孤独死(こどくし)などで人が亡(な)くなったことのある部屋のことです。そういった部屋に住むと後々(のちのち)恐(おそ)ろしい目(め)に遭(あ)ってしまうかもしれませんから、「この部屋は事故物件ではありませんよね?」と不動産屋さんに確認(かくにん)した方が良いと思います。

周囲(しゅうい)の物件は高いのに、この物件だけ妙(みょう)に安い、安すぎる……ということに気づいたら、事故物件である可能性(かのうせい)があるので要(よう)注意(ちゅうい)です。

また、物件情報に「告知(こくち)事項(じこう)有(あ)り」と書いてある物件も、同じ理由(りゆう)でおすすめできません。

墓地(ぼち)の隣(となり)という立地(りっち)も避(さ)けた方が無難(ぶなん)です。

終(お)わりに

いかがでしたか?

今回は、日本への移住を検討している方向けに、部屋探しにおける注意点(てん)をまとめてご紹介(しょうかい)しました。

もちろん、移住や部屋探しはあなたのタイミングで実行(じっこう)できます。しかしながら、3月は家電量販店(かでんりょうはんてん)や家具屋さんで新生活応援(おうえん)キャンペーンが行われるので、家電・家具をお得(とく)に買い揃えたい方にはやはり3月中(ちゅう)の準備(じゅんび)がおすすめです。

でも、3月・4月は引っ越し業者(ぎょうしゃ)の最盛期(さいせいき)なので、費用が高かったり、予約(よやく)が取(と)れなかったりします。部屋探しと引っ越しは、それよりも早(はや)く済(す)ませておくと良いでしょう。

この記事を読んだあなたが、日本で最高(さいこう)の部屋と巡(めぐ)り会(あ)えますように!

追伸(ついしん):1月から2月は、地域(ちいき)によってはとても寒(さむ)く、雪(ゆき)深(ぶか)い季節です。3月は気候(きこう)がとても不安定(ふあんてい)なので、体調(たいちょう)を崩(くず)しやすいです。また、花粉症(かふんしょう)の季節でもあります。体調管理(かんり)には十分(じゅうぶん)注意(ちゅうい)してくださいね。

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