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こんにちは、ミカです!
突然(とつぜん)ですが、あなたは「日本のパン」を食べたことはありますか?
パンはもちろん西洋(せいよう)から伝(つた)わってきた食べ物(もの)ですが、日本で独自(どくじ)の発展(はってん)を遂(と)げた結果(けっか)、多(おお)くの日本オリジナルのパンが誕生(たんじょう)したのです!
というわけで、今回(こんかい)は日本でしか食べることのできないパンと日本におけるパンの歴史(れきし)をご紹介(しょうかい)したいと思(おも)います♪
日本のオリジナルパン
メロンパン
まずはこちら、「メロンパン」です! しかし、本物(ほんもの)の「メロン」は使(つか)われていません!!
格子(こうし)模様(もよう)がメロンに似(に)ているからメロンパンと名付(なづ)けられたのですが、メロンが使われていなくても、子(こ)どもから大人(おとな)まで大人気(だいにんき)の、日本を代表(だいひょう)するパンです!
外側(そとがわ)の固(かた)いクッキー生地(きじ)の皮(かわ)が、食べ応(ごた)えがあってとても美味(おい)しいですよ♪
あんパン
「あんパン」とは、中(なか)にあんこが入(はい)ったパンのことです。あんこが苦手(にがて)でなければ、ぜひ食べて欲(ほ)しいと思います♪
また、日本では昨今(さっこん)「あんバターサンド」というパンが流行(はや)っています!
あんことバターのマリアージュが絶妙(ぜつみょう)で、虜(とりこ)になる人(ひと)がたくさんいらっしゃいます!
また、写真(しゃしん)のようにトーストの上(うえ)にあんことバターを乗(の)せるのもオススメです♪
カレーパン
「カレーパン」は、文字(もじ)通(どお)り中にカレールーの入った揚(あ)げパンのことです! 日本のカレーが好(す)きな方(かた)はぜひ食べてみてください!
ところで、なぜ焼(や)くのではなく揚げたのでしょうか? それは、カレールーに水分(すいぶん)が多(おお)く含(ふく)まれており、うまく焼けなかったからだそうです。
クリームパン
「クリームパン」とは、中にカスタードクリームが入っているパンのことです。
クリームコロネ・チョココロネ
また、このような巻(ま)き貝(がい)に似(に)ている形(かたち)のパンのことは「コロネ」と言(い)います。中にカスタードクリームが入っていれば、「クリームコロネ」です。
また、中にチョコレートクリームが入っていれば「チョコレートコロネ」となります。
焼(や)きそばパン
これぞ、まさしく「ジャパニーズブレッド」と言っていいでしょう!
まず、「焼きそば」とは、中華(ちゅうか)麺(めん)にソースをかけ、豚肉(ぶたにく)と野菜(やさい)を混(ま)ぜて炒(いた)めて作(つく)る麺料理(りょうり)のことです。
それを、パンに挟(はさ)んで作られたのが「焼きそばパン」ということです!!
炭水化物(たんすいかぶつ)と炭水化物のコラボレーション……10代(じゅうだい)の若者(わかもの)にしか許(ゆる)されない魔性(ましょう)のパンですね。
カツサンド・たまごサンド
「カツサンド」とは、「豚(ぶた)のカツレツ=トンカツ」を挟(はさ)んだサンドウィッチのことです!
「カツサンド」は「井泉(いせん)」というトンカツ屋(や)さんが発祥(はっしょう)とされています。芸者(げいしゃ)さんたちの口紅(くちべに)が落(お)ちないような、手軽(てがる)に食べられるものは作れないか……と初代(しょだい)女将(おかみ)が考(かんが)えたところ、誕生(たんじょう)したそうです。
他(ほか)にも、「たまごサンド」という人気(にんき)商品(しょうひん)がありますよ!
ピザトースト
「ピザトースト」とは、トーストの上(うえ)にチーズやトマトソース、ハム、ピーマンなどを乗(の)せてピザのような味(あじ)のするパンにしたものです。
ピザ風(ふう)の具材(ぐざい)だけではなく、しらすとマヨネーズなど、日本では様々(さまざま)な具材をトーストの上に乗せるのが流行っています。
明太子(めんたいこ)フランス
「明太子フランス」とは、「フランスパン」に明太子、もしくは明太子とマヨネーズを塗(ぬ)ったものです。
まず、「明太子」とは「たらこ」を唐辛子(とうがらし)で辛(から)くしたもの。
そして、日本人はこのパンのことを「フランスパン」と言います。
だから、「フランスパンに明太子を塗ったもの」が「明太子フランス」と呼(よ)ばれているのです。
食(しょく)パン
さて、これまで何度(なんど)か登場(とうじょう)したトーストですが、日本では主(おも)に「食パン」と呼ばれています。
当然(とうぜん)食パンは欧米(おうべい)諸国(しょこく)にもありますが、日本の食パンは柔(やわ)らかく甘(あま)みがあるので、一度(いちど)そのまま食べてみて欲しいと思います!
日本におけるパンの歴史(れきし)
イエズス会(かい)によってもたらされたパン
16(じゅうろく)世紀(せいき)末(まつ)、日本の種子島(たねがしま)にイエズス会の宣教師(せんきょうし)たちがやってきました。
彼(かれ)らが日本人に伝(つた)えたのは、キリスト教(きょう)と鉄砲(てっぽう)の製造(せいぞう)技術(ぎじゅつ)、そして「パン」でした。
なぜ日本では「ブレッド」ではなく「パン」と呼ばれているのかというと、パンを伝えた宣教師たちがポルトガル人(じん)だったからです。ポルトガル語(ご)で、「パン」のことは「パオ」というそうです。
しかし、当時(とうじ)はパン食文化(ぶんか)が日本に広(ひろ)まることはありませんでした。
幕末(ばくまつ)から発展(はってん)してきたパン
パン食文化が復活(ふっかつ)したのは、アヘン戦争(せんそう)【1840~1842】がきっかけでした。
アヘン戦争終結(しゅうけつ)後(ご)、次(つぎ)は日本が攻(せ)められると恐(おそ)れた江戸(えど)幕府(ばくふ)は、軽(かる)くて持(も)ち運(はこ)びやすいパンが兵(へい)たちの食料(しょくりょう)として良いのではないかと考えたのです。
結局(けっきょく)、アヘン戦争直後(ちょくご)にイギリスが日本を攻撃(こうげき)することはありませんでしたが、江戸幕府は1858年(せん/はっぴゃく/ごじゅう/はち/ねん)に欧米諸国と次々(つぎつぎ)と修好(しゅうこう)通商(つうしょう)条約(じょうやく)を結(むす)び、開国(かいこく)しました。
そして、外国人(がいこくじん)の居留地(きょりゅうち)となった横浜(よこはま)や長崎(ながさき)、函館(はこだて)でパン屋(や)さんが誕生し、それから日本独自のパンが発展するようになったのです。
終(お)わりに
いかがでしたか?
このように、日本のパン屋さんにはとってもユニークなパンがたくさんあります!
もちろん、パン屋さんによってメニューは違(ちが)いますので、興味(きょうみ)があったらぜひ買(か)って食べてみてくださいね♪
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