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はじめに
こんにちは、ミカです。
昨日(きのう)は、東京(とうきょう)とその近郊(きんこう)で初雪(はつゆき)が観測(かんそく)されました!
というわけで、今回(こんかい)は「雪(ゆき)」と「氷(こおり)」に関(かん)する擬音語(ぎおんご)、擬声語(ぎせいご)、擬態語(ぎたいご)をご紹介(しょうかい)します。
擬音語・擬声語・擬態語・擬情語(ぎじょうご)って?
擬音語は、物(もの)や人(ひと)などが立(た)てた音(おと)を文字(もじ)で表(あらわ)したもの。
擬声語は、人の声(こえ)や動物(どうぶつ)の鳴き声(なきごえ)を文字で表したもの。
擬態語は、物や人などの状態(じょうたい)を効果音(こうかおん)として表したもの。
擬情語は、人の感情(かんじょう)を効果音として表したものです。
ひらがなの場合(ばあい)は比較的(ひかくてき)弱(よわ)く、カタカナの場合は比較的強(つよ)い印象(いんしょう)を読者(どくしゃ)に与(あた)えます。
ひらがなにするか、カタカナにするかは作者(さくしゃ)の自由(じゆう)です。
皆(みな)さんは、日本の漫画(まんが)を日本語で読(よ)んだことがありますか?
日本語には、数(かぞ)え切(き)れないほどたくさんの擬音語・擬声語・擬態語・擬情語があり、それらは漫画にとてつもない表現力(ひょうげんりょく)を授(さず)けてくれるのです。
覚(おぼ)えるのはとても大変(たいへん)だと思(おも)いますが、マスターすると漫画を読むのが楽(たの)しくなって、あなたの表現力も急成長(きゅうせいちょう)しますよ!
「雪」に関する擬音語・擬態語
それでは、早速(さっそく)本題(ほんだい)に入りましょう。まずは、「雪」に関するものからです。
「しんしん」と雪が降(ふ)り積(つ)もる
「しんしん」は、雪がゆっくり降る様子(ようす)、そして積もっていく様子を表しています。
「ビュウビュウ」と吹雪(ふぶ)く
吹雪(ふぶき)や風(かぜ)が強(つよ)い時(とき)は、「ビュウビュウ(と)吹雪いている」「ビュウビュウ(と)風が吹(ふ)いている」と言(い)います。
「と」は、あってもなくてもいいです。
「ゴロゴロ」と雪玉(ゆきだま)を転(ころ)がす
雪が積もったら、雪だるまを作(つく)りたくなりますね!
雪玉などの丸(まる)い物やタイヤなどの輪(わ)を転がす時は、「ゴロゴロ(と)転がす」と言います。
ただし、「ゴロゴロ」は怠惰(たいだ)な様子を表す擬態語、雷(かみなり)が鳴(な)っている時の擬音語、お腹(なか)を壊(こわ)している時の擬態語である場合もあります。
「ザクザク」と雪搔(ゆきか)きをする
雪がたくさん積もったら、歩(ある)きやすいように、または車(くるま)が通(とお)りやすくなるように、雪掻きをしますね。
シャベルを雪に何度(なんど)も突(つ)き刺(さ)す時の擬音語は、「ザクザク」です。
「ブンッ」と雪玉を投(な)げる、雪玉が「バシャッ」と当(あ)たって砕(くだ)け散(ち)る
冬でも元気(げんき)な子供(こども)たちは、外(そと)で楽しく雪合戦(ゆきがっせん)をすることでしょう。
雪玉やボールなどを投げる時は「ブン(ッ)」、雪玉が体(からだ)などに当たって砕け散ったら「バシャ(ッ)」、または「ベシャッ」と表現(ひょうげん)します。
「すいーっ」と、「すーっ」と滑(すべ)る
スキーやスケートでゆっくりと滑る様子は、「すいーっと滑る」、もしくは「すーっと滑る」と
言います。
「氷」に関する擬音語・擬態語
続いて、「氷」に関する擬音語と擬態語です。
「シャーッ」と滑る
「シャーッ」は、スキーやスケートで勢(いきお)い良(よ)く滑っている様子を表しています。
スピードの速(はや)さを描写(びょうしゃ)していますから、ひらがなよりカタカナの方がいいでしょう。
道(みち)が凍(こお)って「ツルツル」する
地面(じめん)が凍って滑りやすくなっている状態のことは、「ツルツルしている」と言います。
凍っていなくても、触(さわ)ると滑(なめ)らかなものなら全(すべ)て「ツルツルしている」と言うことができます。
また、麺類(めんるい)を啜(すす)って食(た)べる時の擬音語として使(つか)われる場合もあります。
「ツルッ」と滑って「ビターン!」と尻餅(しりもち)をつく
道が「ツルツルしている」ので、滑った時は「ツルッ」と表現します。
尻餅をついたり転んだりした時は、「ビターン!」「バターン!」「ドターン!」など、様々な擬音語を使(つか)うことができます。
氷柱(つらら)が溶(と)けて「ぽたぽた」と水(みず)が滴(したた)る
氷(こおり)の柱(はしら)と書(か)いて、「つらら」と読みます。
水が上から下へ落(お)ちている様子は、「ぽたぽた」「ポタポタ」と言います。
「冬」の擬音語・擬態語
最後に、その他(た)の冬に関する擬音語・擬態語について書きます。
寒(さむ)くて「ブルブル」、「ガクガク」震(ふる)える
寒(さむ)さが原因(げんいん)で体(からだ)が震(ふる)えている様子は、「ブルブル」「ガクガク」と表します。
また、恐怖(きょうふ)で震えている時も「ブルブル」「ガクガク」が使えます。
息(いき)を「はーっ」と吐(は)く
寒い日(ひ)に外で息を吐くと、白(しろ)くなりますよね。
息を吐く時の様子は、「はーっ」で表せます。
「ホカホカ」と温(あたた)かいご飯(はん)
ご飯などの食べ物が温(あたた)まっている様子は、「ホカホカしている」と言います。
「ホカホカ」は、優(やさ)しい温(ぬく)もりを表します。
体を「ポカポカ」と温(あたた)める、日差(ひざ)しが「ポカポカ」している
また、熱いものを飲(の)んで体を内側(うちがわ)から温め、体温(たいおん)の上昇(じょうしょう)を感(かん)じた時は「ポカポカしている」と言います。
日差しが温かい時も、「ポカポカした日差し」「ポカポカした陽気(ようき)」と表せます。
「ぬくぬく」と温まる
温泉(おんせん)などでゆっくり体を温めている様子は、「ぬくぬく」と言います。
この場合の「ぬく」は、「温(ぬく)もり」が由来(ゆらい)となっています。
「アツアツ」の鍋(なべ)が「グツグツ」煮(に)えている
鍋などが沸騰(ふっとう)して煮えている時は「グツグツ」と言います。
火傷(やけど)しそうなほど熱(あつ)いものは、「アツアツ」という擬態語で表します。
終(お)わりに
【炬燵(こたつ):テーブルと布団(ふとん)を組(く)み合(あ)わせた日本の暖房(だんぼう)器具(きぐ)】
いかがでしたか?
擬音語・擬声語・擬態語・擬情語は、初(はじ)めはよくわからないと思いますので、少(すこ)しずつ慣(な)れていってくださいね。
今回は雪・氷・冬に関するものを扱(あつか)いました。他(ほか)のものは、またの機会(きかい)にご紹介したいと思います。
それでは、北半球(きたはんきゅう)はまだまだ冬が続きますので、「しんしん」と雪が降り積もる日は「ぬくぬく」と温まってくださいね!
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