「神道」とは?⑤: What is “Shinto”? Vol.5

神道(しんとう): About "Shinto"

日本語(にほんご)

地域(ちいき)の神様、「氏神様(うじがみさま)」

こんにちは、ミカです(^▽^)

今回(こんかい)は、神道(しんとう)の信仰(しんこう)対象(たいしょう)の4(よっ)つ目(め)、「氏神様」と5(いつ)つ目の「付喪神(つくもがみ)」についてお話(はな)しします。

まず、「氏神様」とは、それぞれの地域(ちいき)を守(まも)る神様のことです。

それぞれの地域というのは、町(まち)や村(むら)を指(さ)します。

ところで、日本には全部(ぜんぶ)でいくつの神社があると思(おも)いますか?

答(こた)えは…何(なん)と、8万(はちまん)8千(はっせん)社(しゃ)以上(いじょう)!!

実(じつ)は、これは日本中(にほんじゅう)のコンビニの数(かず)よりも多(おお)いです。

氏神様も数(かぞ)えると、こんなに凄(すご)い数字(すうじ)になってしまうのですね。

では、日本人はどんな時(とき)に氏神様のところへ行(い)くのでしょうか?

基本的(きほんてき)にいつでも行(い)くことはできますが、特(とく)に「初詣(はつもうで)」や「夏(なつ)祭(まつ)り」、「七五三(しちごさん)」、「お宮参(みやまい)り」、厄祓(やくばら)いなどで参拝(さんぱい)する人(ひと)が多(おお)いです。

「初詣」とは、新年(しんねん)になってから最初(さいしょ)の参拝のことです。

「夏祭り」は、元々(もともと)は夏に発生(はっせい)やすい台風(たいふう)や害虫(がいちゅう)、疫病(えきびょう)による被害(ひがい)を受(う)けないための厄除(やくよ)けの行事(ぎょうじ)でした。

しかし、現在(げんざい)では屋台(やたい)で焼(や)きそばやお好(この)み焼(や)き、たこ焼(や)きなどの食(た)べ物(もの)を買(か)ったり、射的(しゃてき)や金魚(きんぎょ)掬(すく)いなどのゲームをしたりして楽(たの)しむものになっています。

 

また、夏祭りの日(ひ)に、「お神輿(みこし)」のパレードを見(み)ることができます!

「お神輿」とは、神様を乗(の)せた輿(こし)のことです。町中(まちじゅう)を回(まわ)って災厄(さいやく)を祓(はら)い、穢(けが)れを清(きよ)めて頂(いただ)くためです。

「七五三(しちごさん)」とは、七歳(ななさい)・五歳(ごさい)・三歳(さんさい)になった子供(こども)を連(つ)れて神社へ参拝し、子供の健(すこ)やかな成長(せいちょう)を祈(いの)る日(ひ)です。七五三のお参(まい)りは、11月(じゅういちがつ)15日(じゅうごにち)に行(おこな)います。

そして「お宮参(みやまい)り」は、赤(あか)ちゃんが生(う)まれてから約(やく)1か月(いっかげつ)後(ご)に行(おこな)う参拝のことを言(い)います。

赤ちゃんが元気(げんき)に育(そだ)つように、祈祷(きとう)をお願(ねが)いする家族(かぞく)もいます。

長(なが)く使(つか)った物(もの)に宿(やど)る「付喪神(つくもがみ」

さて、いよいよ5つ目、最後(さいご)は「付喪神」についてです!

これは、信仰対象とは少(すこ)し異(こと)なるかもしれませんが、日本人の心(こころ)を知(し)るためには欠(か)かせない要素(ようそ)なので、ご紹介(しょうかい)したいと思(おも)います。

「付喪神」とは、「長く使った物に宿る神様」のことです。

「九十九神」と書(か)く場合(ばあい)もあるので、「九十九年(きゅうじゅうきゅうねん)ほど使(つか)い続(つづ)けたら神様が宿る」という考(かんが)え方(かた)だと思(おも)いましょう。

皆(みな)さんには、幼(おさな)い頃(ころ)から大切(たいせつ)にしてきたものはありませんか?

もしかしたら、子供の頃気(き)に入(い)っていたぬいぐるみには魂(たましい)が宿(やど)っているかもしれない――このような日本人特有(とくゆう)の発想(はっそう)は、「付喪神信仰」に基(もと)づいているのです。

「付喪神」は、長く大切にされた場合も、長く使われた後(あと)で捨(す)てられた場合も物(もの)に宿ります。

「捨てられた付喪神は持(も)ち主(ぬし)を恨(うら)んで祟(たた)る」という言(い)い伝(つた)えがあるので、これも「もったいない」精神(せいしん)の起源(きげん)と言(い)うことができるでしょう。

一方(いっぽう)で、「捨てられた付喪神は妖怪(ようかい)になる」という説(せつ)もあります。

ところで、皆さんは「はやぶさ宇宙(うちゅう)探査機(たんさき)」のことを聞(き)いたことがありますか?

最初の「はやぶさ」は宇宙で行方不明(ゆくえふめい)になってしまいましたが、無事(ぶじ)発見(はっけん)されて地球(ちきゅう)へ帰(かえ)って来(く)ることができました。

その時(とき)、多くの日本人が「はやぶさ」に対(たい)して「おかえりなさい。よく頑張(がんば)ったね!」と感動(かんどう)しながらコメントしたのですが、外国(がいこく)の人(ひと)はそれが理解(りかい)できなかったようです。

なぜなら「はやぶさ」は機械(きかい)であって、命(いのち)あるものではないからです。

しかし、日本人は命のない物(もの)にも「魂(たましい)」を見出(みいだ)してしまうので、「はやぶさ」を泣(な)きながら抱(だ)きしめたい衝動(しょうどう)に駆(か)られたのでしょう。

いかがでしたか? これで、神道の信仰対象についてのお話(はなし)はおしまいです。

神道の理念(りねん)は、日本人の考(かんが)え方(かた)の源(みなもと)になっているのですね!

日本人は、「全(すべ)てのものに神様が宿る」と考えています。ですから、あらゆるものを「神様」として尊重(そんちょう)することができるのです。

勿論(もちろん)、仏教(ぶっきょう)やキリスト教(きょう)が初(はじ)めから歓迎(かんげい)されたわけではありません。

しかし、時(とき)の経過(けいか)と共(とも)に「仏(ほとけ)」も「イエスキリスト」も「神様」として受(う)け入(い)れられたのです。

こうして、日本人はクリスマスを楽しむようになりました!

English

“Uzigami-sama”, “Holy spirits” for the local area

Hi, this is MIKA(^▽^)

This time, I’ll talk about “Uzigami-sama”, the fourth target of the faith in Shinto and “Tsukumo-gami”, the fifth one.

First, “Uzigami-sama” is the “Holy spirit” to protect for each local areas.

“Each local areas” means all of towns and villages.

By the way, how many shrines are there in Japan at all?

The answer is…surprisingly, over 88,000!!

In fact, this is more than the numbers of convenient stores around Japan.

To count including “Uzigami-sama”, it becomes amazing numbers!

Then, when do Japanese people visit to the shrine of “Uzigami-sama”?

We can go there whenever we want basically, many Japanese visit especially for “Hatsu-mode”, “Summer festival”, “Shiti-go-san”, “Omiya-mairi” and removing evil spirits.

“Hatsu-mode” is the first worship in the new year.

“Summer festival” is originally the event to protect the people against misfortune such like typhoons, insect affections and epidemics which is easily occurred in summer.

But now we enjoy “Summer festival” to take some foods like Yakisoba, Okonomiyaki, and Takoyaki by the stands, also play the games like a shooting and “Kingyo-sukui”, to take up goldfishes.

 

And we can watch the parade of “Omikoshi” on the day of “Summer festival”!

“Omikoshi” is a portable shrine which the “Holy spirit” rides. They go around the town or village to drive away evil spirits and make it pure by the power of “Holy spirit”.

Next, “Shichigo-san” is the day to visit “Uzigami-sama” with 7, 5, and 3 years-old children for their health and growing. Parents pray for them on 15th November.

Finally, “Omiya-mairi” is the visiting “Uzigami-sama” after around a month of the birth.

Some families ask that shrine to pray for their baby to grow up with vigor.

“Tsukumo-gami”, which is living on something you use for a long time

It’s the final part of this chapter, the fifth target of faith in Shinto is “Tsukumo-gami”!

This may be different from the target of faith, however, I’ll tell you about it because it’s the important element to know Japanese spirit.

“Tsukumo-gami” is the “Spirits” which are living on something you use for a long time.

Sometimes we write it as “Spirits living for 99 years”, so it’s possible to think they need around 99 years to live.

Do you have anything that you’ve treated with care by childhood?

“There may be the spirit on my favorite stuffed toy in childhood”—the special idea which Japanese often have like that basics on the faith of “Tsukumo-gami”.

“Tsukumo-gami” can live on something not only in the case it have been used carefully for a long time, but also in the case it have been thrown away.

There is the legend “Tsukumo-gami” which have been thrown away resent and curse to their owner, so we can say it’s also the origin of “MOTTAINAI” spirit.

On the other hand, there is the opinion that thrown “Tsukumo-gami” become Japanese monstrous beings.

By the way, have you ever heard the story of the spacecraft “HAYABUSA”?

The first “HAYABUSA” had been missing in the space, however, finally it had been found and come back to the Earth!

At that time, although a lot of Japanese commented “Welcome back, you did your best!” for “HAYABUSA” being impressed, many foreigners couldn’t understand why Japanese did that.

Because “HAYABUSA” is just a machine, not a living for them.

However, Japanese tend to find out the “Spirit” on something not living, that’s why they had been driven by an impulse to hold it while crying.

How about it? You’ve read all of that chapter about the target of faith in Shinto.

The belief of Shinto is the source of Japanese spirit!

Japanese people think “Holy spirits can live on the everything”. That idea let us respect something as one of the “Holy spirits”.

Of course, we didn’t welcome Buddhism and Christianity at first.

But finally they have accepted as one of the “Holy spirits” with a passing.

Thus Japanese people enjoy Christmas!

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